MVNOにはMNOと比べて料金が安く、契約に縛りがない・緩い等のメリットがある一方で、時間帯によってはデータ通信の速度が著しく遅くなる等のデメリットもある。
MVNOのメリットを享受しつつデメリットともうまくつきあい、MVNOを巡る煩悩を絶つための三ヶ条をまとめてみた。
(1)データ通信が遅いのは「スマホいじりを休止せよ」のサイン。平日昼休み時間帯なら読書して過ごせば、スマホ依存防止・脳の活性化につながり一石二鳥。速度の出る時間帯に時差通信すれば、一石三鳥。
(2)クーポンを使い切れないプランは、無制限プランと同じ。「クーポンを消化しきれない」と悩んだり、「クーポンを使い切らないのはもったいない」と考えるよりは、「本物の無制限プランよりも高速なデータ通信を事実上無制限に使えており、しかも料金はMNOよりも安い」と考えた方が精神衛生上よろしい。
(3)MVNOは速度ではなく事業者の誠実さで選ぶ。スピードテストでのMVNO比較は無意味。MVNO事業者は随時回線の増強を行っており、スピードテストでのランキングは頻繁に変わるため。問題を認め真摯かつ誠実に対応する事業者を選ぶのが正解。
MVNOのデメリットのうち、時間帯によってデータ通信速度が著しく低下する問題については、改善されて然るべきと考える。ただし短期的・一時的に解決することはできても、永続的に解決するのはおそらく困難と考えられるので、「遅い！」とクレームをつけたり悩むよりは、事実を受け入れて発想を転換した方がいいと思う。