平日の3日間にわたって、IIJmioとUQmobileのスピードテストを実施したので、その結果をまとめる。
2015年11月4日(水)から6日(金)の平日3日間にわたってIIJmioとUQmobileのスピードテストを実施したので、その結果を比較してみる。なお計測はすべて、IIJmioとUQmobileのSIMを挿入したMR04LNにWi-Fi接続(5GHz帯のW52帯を使用)したiPhone5で実施した。
結果は以下の通り。ダウンロード速度だけでなく、PING値にも注目いただきたい。
■11月4日(水)-12:50頃-IIJmio
■11月4日(水)-12:50頃-UQmobile
■11月5日(木)-12:35頃-IIJmio
エラー値かもしれないけど、そのまま掲載。
IIJmioは回線が空いていると推測される早朝時間帯でPING値30ms台を記録するものの、回線が混雑しやすい時間帯である平日12時台は100ms台まで低下する。ダウンロード速度は平日12時台には、1Mbpsを下回る600kbps台まで低下する。それ以外の時間帯は1Mbpsを上回る速度を記録している。
これに対して、UQmobileは時間帯によるPING値の変動が少なく、早朝、平日12時台、夕方20時台のいずれも(多少のエラー値はあるものの)概ね30ms台を維持している。ダウンロード速度についても、平日12時台でも1Mbpsを上回る速度を出すなど、時間帯によらず必要十分な速度を維持できている。
UQmobileのこの結果を見ると、PING値の変動が少ないことから見て、平日12時台でも回線自体は輻輳していないのでは?と思われる。ダウンロード速度は低下するものの、輻輳のために低下しているというよりは、他社に対する配慮から敢えて速度制限をかけているだけ?のようにも思える。POIを介してMNO回線に接続しているというよりはMNO回線に直結しているのでは?(通信経路がキャリア回線と同等?)とすら思えてくる。
以上の結果・考察から、UQmobileは使い続けるつもり。ただしIIJmioも解約せずに使い続けるつもり。IIJmioにはUQmobileと比較して下記長所があるため。
(1)高速通信クーポンを使い続ける限り、「3日間に1GB以上の利用があった場合の速度制限」のような規制がない。(UQmobileには「3日間1GB制限」がある。)
(2)SIMがiPhoneに対応できる。(SIMを挿入したiPhone単体での通信が可能。UQmobileはiPhoneでの利用は不可。)
(3)ファミリーシェアプランという複数SIMを使えるプランがある。(UQmobileには複数SIMのプランがない。)
上記理由以外にも、IIJmioの通信速度でも(自分の使い方では)使い物にならないわけではないこと、IIJmioとIIJが好き(事業者として信用できる)なこと、およびIIJmioとUQmobileの2回線を持っておいた方がモバイル回線の冗長化になって安心感が高いこと、などもIIJmioを使い続ける理由。