Apple Wireless Keyboard(USキー配列, MC184LL/B)をiPadで使い始めたので、簡単なレビューとTipsを記す。
[買うまで]
iPadで文章入力をすることが増えてきて、オンスクリーンキーボードでは入力に時間がかかりすぎるのでキーボードを買おうと思ったものの、Apple以外のメーカーのBluetoothキーボードにはデザイン的に気に入るものがなかったので、Apple Wireless Keyboardを検討することとし、Appleストアに展示してあったiMacのキーボードとして使われていたApple Wireless Keyboardでキー入力を試したところ、特に問題を感じなかったので、買うこととした。なお購入したのは、JISキー配列ではなく、USキー配列のキーボード(MC184LL/B)である。
[寸法]
Appleのサイトにはなぜか寸法が記載されておらず、事前検討時に困ったので、ここに記しておく。283mm(幅)×130mm(奥行き)×18mm(高さ)である。MacBookAir(13inch)のキーボードのサイズとほぼ同じだった。キーボード単体で見るとコンパクトに見えるが、実際にはノートパソコンのキーボードとほぼ同サイズということになる。
[使用感]
キーボードの物理的なフィーリング(打鍵した時に指先で感じる押し応え、感触など。キートップの大きさ、キーの間隔などから来るキーの押しやすさも。)、ソフトウェア的なフィーリング(打鍵した文字が画面に出現するまのでスピード、打鍵した時の画面・カーソルの反応)、どちらもノートパソコンのキーボードと比べて、何ら違和感なく使える。さすが純正品、といったところか。
[Tips]
(1)Bluetoothデバイス名を変更する。
Apple Wireless KeyboardをiPadに接続すると、Bluetoothデバイス一覧には「Apple Wireless Keyboard」というデバイス名で表示される。このままだと、例えば喫茶店など他にも人がいる場所でiPadにキーボードを接続する際、他の人のApple Wireless Keyboardと見分けがつかなくなる恐れがあるので、Bluetoothデバイス名を違うものに変更する。ただし、なぜかiPadからは変更できないようなので、以下の手順で変更する。
1.Apple Wireless KeyboardをiPadから削除する。(接続設定を解除するのではなく、設定を削除する。)
2.Apple Wireless KeyboardをMacに接続する。(ペアリングする。)
3.Mac側でApple Wireless Keyboardのデバイス名を変更する。
4.Apple Wireless KeyboardをMacから削除する。(接続設定を解除するのではなく、設定を削除する。)
5.Apple Wireless Keyboardの電源を切る。念のため、いったん電池を取り外して、入れなおす。
6.Apple Wireless Keyboardの電源を入れる。
7.Apple Wireless KeyboardをiPadに接続する。(ペアリングする。)
8.Apple Wireless KeyboardはiPadに新しいデバイス名で認識される。
(2)一時的にオンスクリーンキーボードを出す。
Apple Wireless Keyboard接続中はオンスクリーンキーボード(ソフトウェアキーボード)は自動的には出現しないが、右上のイジェクトボタンを押すと、オンスクリーンキーボードが出現する。もう一度イジェクトボタンを押すと、オンスクリーンキーボードは隠れる。絵文字を入力する時などに便利そう。
(3)キー配列を切り替える。
command+スペースでキー配列(入力言語)を切り替えられる。
(4)Functionキーも使える。
全部ではないが、Functionキーも使える。F1~F2の画面の明るさ調整、F7~F9の再生・一時停止・早送り・巻き戻し、F10~F12の音量調整が使える。
(5)カット、コピー、ペースト、取り消すも使える。
command+c(コピー)、command+x(カット)、command+v(ペースト)、command+z(取り消す)も使える。