2020年春のサービス開始当初から使っていたモバイルPASMOを退会(解約)しました。
モバイルSuicaと比べて、モバイルPASMOを使う利点は以下の点にあると思います。
(1)私鉄(民鉄)の定期券をクレジットカードで購入できる。
駅の券売機で購入する場合、鉄道会社によっては使えるクレジットカードが制限されるため事実上現金払いでしか購入できない。
(2)バスポイントの残高、バス得チケットの残額を確認できる。
モバイルSuicaでもバス得は使える(使えた)が、残高・残額の確認はできなかった。
モバイルPASMOを使っていたのは上記の(2)のメリットがあったためですが、2021年4月前後で多くのバス会社でバス得(バス利用特典サービス)が終了してしまってモバイルPASMOを使う理由がなくなったので、モバイルPASMOは退会(解約)し、交通系ICカードはモバイルSuicaに一本化することにしました。
以下の流れで退会(解約)しました。
(1)チャージ残額をコンビニ等で使い切る。
チャージ残額を使い切ってゼロ円にするために、コンビニで買い物をしました。チャージ残額ぴったりの金額で買い物をするのは難しいので、チャージ残額以上の買い物を行い、差額は現金で支払いました。使い切らずに退会(解約、払い戻し)することも可能ですが、手数料が差し引かれての返金となり、しかも返金までに日数がかかるらしいので、きれいに使い切ってから退会(解約)する方が賢明かと思います。
(2)モバイルPASMOアプリで、「チャージ残額」と「バス得チケット」両方の残額がゼロ円であることを確認する。
退会(解約)の手続きを始める前に、「チャージ残額」と「バス得チケット」両方の残額がゼロ円であることを確認します。
(3)モバイルPASMOアプリで、登録していたクレジットカード情報を削除する。
立つ鳥跡を濁さず、というか念のため、モバイルPASMOで登録していたクレジットカード情報を削除します。
(4)モバイルPASMOをサーバーに退避させる。
モバイルPASMOアプリで直接退会(解約)を行ってもよかったのですが、アプリの不具合でFelicaのメモリ領域に情報が残ってしまってモバイルSuicaの利用に支障をきたす事態に陥るのが心配だったので、念のためモバイルPASMOをサーバーに退避させてから退会(解約)を行うことにしました。サーバー退避後におサイフケータイアプリを立ち上げてメモリ使用状況を表示させ、「共通領域」「鉄道・バス領域」の両方が完全に空いたこと(いずれも使用領域がゼロになっていること)を確認します。
(5)モバイルPASMOのWebサイトにログインして、退会(解約)の手続きを行う。
モバイルPASMOのWebサイトにログインして、退会(解約)の手続きを行います。チャージ残額はゼロ円になっていたものの、払い戻し先銀行口座の入力をするように表示されたので、入力しました。退会(解約、払い戻し)の手続き後におサイフケータイアプリを立ち上げ、サーバー退避中のモバイルPASMOをタップすると、モバイルPASMOは表示されるものの「準備中」の表示になっており、チャージ残額も「0円」ではなく「ー円」の表示になっており、端末に再度取り込むことができない状態になっていました。
(6)翌日、退会(払い戻し)完了お知らせのメールが届く。
退会(解約、払い戻し)手続きを行った翌日の午前8時頃に、「モバイルPASMO退会(払い戻し)が完了した」旨のお知らせメールが届きました。メールには払い戻し金額(ゼロ円ですが)が記載されていました。おサイフケータイアプリを立ち上げ、サーバー退避中のモバイルPASMOをタップすると、モバイルPASMOは表示されずに「マイサービスに戻る」旨表示され、マイサービスにサーバー退避中のモバイルPASMOが表示されなくなったので、サーバーに退避させていたモバイルPASMOが削除されたことが確認できました。